誠実な男性ほど、そして女性慣れしていない男性ほど、女性への告白は慎重になってしまうものです。
女性とどれくらい距離を縮めたら告白してよいのかという基準があるわけではありません。
また、いざ告白するとなっても、さらっと伝えるべきなのか、逆に重たいと思われるくらい真剣に想いを伝えたほうがいいのか。
このように告白のシチュエーションに悩む男性もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、タイミングさえ見誤らなければ告白はまったく難しくありません。
実際に、告白して振られるケースでシチュエーションやセリフに問題があることは稀で、ほとんどがまだ告白してはいけないタイミングで告白してしまっていることが原因なのです。
もしあなたが「告白のタイミングがわからない」「マッチングアプリでマッチングしてから告白までの流れがイメージできない」という悩みを抱えているのであれば、ぜひ本記事を最後までお読みください。
きっとマッチングアプリでの素敵な出会いの機会をモノにするためのお役に立つはずです。
マッチングアプリでの告白成功のポイントは”タイミングの見極め”
マッチングアプリでの出会いは恋愛関係になることが前提です。
つまり、下手な駆け引きは必要なく、デートを重ねながら「僕はあなたに興味があります」という気持ちを伝え、”いつ告白するか”を見極めることに焦点を絞ります。
「どのように告白するか」ではなく「どのような状態で告白するか」が問題ということですね。
告白は「二人の関係の確認作業」と考えよ
映画顔負けの素晴らしい愛の告白をしたとしても、そのときに女性があなたを受け入れる気持ちになっていなければOKをもらえることはまずありません。
女性は機が熟せば告白されることを期待します。
そして、その時点で女性の中で告白に対する答えもほぼ決まっています。
逆に言えば、男性に告白されて「まだ告白されるなんて思ってなかった」という状態だったら、女性は驚いてその場でOKとは言いづらいということです。
シチュエーションやセリフについても基本的なことは押さえておかなければならないので後述しますが、何よりも告白までに関係性を築いておくことが重要です。
恋愛初心者は「3回目デートで告白」を意識せよ
よく「告白は3回目のデートで」と言われます。
「そんな教科書通りにやっても女性はOKしてくれないのでは?」と思うかもしれません。
が、あながちそうでもありません。
確かに、告白の成否を決めるポイントはデートの回数ではなく、どれだけ距離が縮められたかです。
3回のデート時点で親密になっておらず、告白が4回目、5回目と後ろ倒しになることもあれば、2回目でも女性側が「この人と付き合いたい」と思っていることも当然あります。
しかし、恋愛初心者に関しては、3回目デートで告白するつもりで関係性を構築していくことを強く勧めます。
これには以下の3つの理由があります。
理由①:3回目に告白すると考えておくことで、To Doが明確になる
デート回数を意識せずに好感度を図って告白しようとしても、恋愛初心者の男性には女性がどう思っているかなんて絶対にわかりません。
なので、最初から3回目に告白するつもりでいてください。
そして、初回デートで相手のことが少しわかった時点で、3回目までのデートプランをぼんやりと頭に描きます。
「2回目は半日程度のデート、3回目は午後待ち合わせでディナー後に告白するぞ。そのためにはこういう話をしておいたほうがいいな」といった感じですね。
もちろん思い描いたようなデートはなかなかできないのですが、「まだ4回目もあるし」「フラれて傷付きたくない」などと考えて告白のタイミングを逸すると後悔してもしきれません。
まずは3回目のデートでの告白を見据えて女性と距離を縮めることを意識してみましょう。
1, 2回目のデートについては以下の記事が参考になります。
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マッチングアプリでの初デートの場所や時間帯は?待ち合わせの注意点も
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マッチングアプリの2回目デート|誘い方、デート場所、会話のポイント解説
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理由②:女性も「3回目デートで告白されるかも」と考えている
3回目のデートで告白というセオリーが浸透したおかげで、女性も告白される覚悟でいる場合が多いのです。
そもそも3回目のデートに応じている時点で男性に対して少なからず良い印象を持っていることは確実。
にもかかわらず、男性が告白してこないと「告白する勇気がないの?」「曖昧な関係のまま会い続けようとしてる?」と思ってしまうリスクさえあります。
なかなか予定が合わず3回目のデートまで食事のみで距離が縮まっていない、などの事情がない限りは、3回目のデートは告白の好機になっている場合が多いです。
理由③:3回目で距離を縮められていなければその先も期待値が低い
3回目のデート中でも「まだ親密とはいえないかな・・・」と思うこともあるでしょう。
なんとなくデートを重ねているけど女性の反応がよくない、一歩踏み込んだ会話ができない、という感じですね。
じゃあ告白は次に回した方がいいかというと、そうとは言えません。
なぜかというと、結局、3回もデートをして距離が縮められない相手と4回目のデートでより親密になるのは難しいからです。
恋愛に慣れていないあなたに問題があると言いたいわけではありません。
まだ付き合っていない男性と親密に接することが苦手という奥手な女性も多いので、相手がそのような女性の場合には思いきって告白してしまうほうがよいのです。
恋愛経験の少ない女性が相手だと、恋愛経験の少ないあなたが少し踏み込んだ言動をとっても女性はうまくリアクションできないということです。
そこを男性がうまくリードできるのが理想ですが、それは難易度が高いですよね。
奥手どうしの場合は、告白を機にようやく親密さが増していくことも珍しくありません。
よそよそしい間柄が続いてもデートには来てくれるわけですから、自信を持ってよいということです。
告白タイミングを見極める”脈ありサイン”2つ
女性の脈ありサインは絶対に知っておかなければなりません。
3回目のデートでの告白を勧めるものの、2回目のデートで告白してOKをもらえることももちろんありますし、その状態にあるなら早く告白すべきです。
女性が脈ありサインを出しているにもかかわらず告白をしないと、「脈ありに気付けない=気を遣えない」男とみなされてフェードアウトされる可能性さえあるからです。
生存本能として、脈ありに気付けない男性を男としての価値がないと判断してしまうわけですね。
わかりやすい脈ありサインは以下のようなもの。
女性からの脈ありサイン
① 距離感が近い
② 相手からの質問が多い
この2つだけ押さえておけばOKです。
他にも脈ありサインと言われるものはありますが、女性もわかりづらい脈ありサインだけで男性の気を惹こうとはしません。
また、脈ありだと思ったらこちらの勘違いだったということがあると男性側の精神的ダメージは大きいです。
というわけで、わかりやすい上記2つの脈ありサインに気付ければ問題ありません。
順に見ていきましょう。
脈ありサイン①:距離感が近い
人が無意識に他人と取る距離をパーソナルスペースと言います。
パーソナルスペースは、親しい相手ほど狭く、逆に敵対者に対しては広くなります。
つまり、相手の女性の自分に対するパーソナルスペースを確認することで脈ありor脈なしを判断できます。
もし相手の女性が積極的にボディタッチをしてくるほど距離感が近ければ、間違いなく脈ありですね。
そこまででなくても、スマホの画面や食事のメニューを一緒にをのぞき込むときに抵抗なく顔を近づけてくるようなら脈ありと判断できます。
とはいえ、内向的な女性であればあなたに好意があっても積極的にコンフォートゾーンに入ってこようとはしません。
あなたのほうから相手のコンフォートゾーンに入っていくことを意識し、相手の反応を伺いましょう。
脈ありサイン②:相手からの質問が多い
相手に興味がなくても自分の話はいくらでもできるという女性は意外と多いです。
初対面で話が弾んでいるようで、自己開示しようとしているわけでもないのに女性がただひたすら自分の話をしているだけということも。
しかし、女性が一方的に話すのではなく、あなたに対して積極的に質問してくるのであれば脈ありです。
女性とこのような関係を築くには、初デートから女性に対する共感を積み重ねて距離を縮めていく必要があります。
女性が自分の話ばかりするのではなく、あなたのことを知るための質問をするようになっていれば心理的距離がかなり近いといえるでしょう。
この②は、自分からボディタッチなどはできない奥手な女性がアプローチとして用いる傾向があります。
告白のシチュエーションとセリフについて
女性との距離が縮まったらいよいよ告白です。
3回目のデートあたりからは、相手の女性も告白されることを期待しています。
つまり、告白する前から女性の心の中では「OK」という答えが決まっているという状況。
・・・にもかかわらず、その状況から撃沈する男性もいます。
女性は告白されたらOKするつもりでいたのに、です。
そんな無残なことにならないよう、絶対に押さえておくべき告白の基本についてお話しします。
デート終わりの別れ際に告白する
告白はその日のディナーを終えた別れ際がベストです。
人間は日中よりも夜のほうがリラックスしており(交感神経よりも副交感神経の方が優位になっている)、何事も受け入れやすい状態になっています。穏やかな気持ちで幸福感に満ちているため、告白も受け入れられやすいんですね。
さらに食後はその傾向が顕著なため、ディナー後が告白するにはもっともよいタイミングというわけです。
ちなみに別れ際にするべき理由は・・・
告白に対する女性の回答が「ごめんなさい」だった場合のための配慮です。
お断りした後にまだデートが続いたら気まずいですからね(泣)
とはいえ、お断りでなくても、回答を保留にされるケースは多いのです。
確かに、その場では断りづらくて「保留」しただけで女性の中でははっきりナシということもあります(泣)
相手が誠実な男性であるほど面と向かって断りづらいですから、保留からのフェードアウト、保留からのLINEでごめんなさいを食らったことのある男性は多いはず・・・。
一方で、大抵マッチングアプリでは並行して複数人と会っているので、告白されてすぐには返事ができない場合もあるのです。
別れ際に告白すれば、保留されてもその日は帰るだけ。
もし回答を保留にされても、気丈に振舞ってその日は何事もなかったかのように解散しましょう。
(ちなみに筆者はいまの妻に告白したときは一旦保留されました・・・)
セリフは簡潔に、真剣さを伝える
告白には、唯一コレだと言える正解が存在します。
「付き合ってください」
コレです。
何当たり前のこと言っとんねんコイツは、と思った人は問題ありません。
なんでも、恥ずかしいのか奇をてらっているのか「ずっと一緒にいてほしい」とだけ言ったり「〇〇さんのこと、好きかも」と言い放ったりする男がかなりいるらしい。
これは大問題です。
もちろん「ずっと一緒にいてほしい」って言うのは構いませんよ。
ただ「付き合ってください」まで言わないと、女性からすると「これって告白されたの?」となってしまいます。
「〇〇さんのこと、好きかも」に関しては、誠実さが微塵も感じられないので論外です。
あと草食系男子にありがちなのが、ストーリーを語っちゃうやつですね。
「〇〇さんと初めて会ったとき、うんたらかんたら。2回目に会ったときどうたらこうたらで、今日も〇〇さんのそんな一面を見たとき、やっぱり僕にとってうんぬんかんぬん・・・付き合ってください!」
みたいな。
あまりの女々しさに、話せば話すだけ好感度は目減りしています。
告白は、「短く、わかりやすく、誠実に」が鉄則です。
告白は相手に気持ちを伝えるためにするもの。独りよがりにならないシンプルな告白を意識しましょう。
「付き合ってください」までの流れ
とはいえ、ここまでの内容はわかっていて「デートの別れ際に『付き合ってください』を言うまでの流れがわからなくて悩んでるんじゃないか!」という人が大半だと思います。
なので、
告白のポイント
① 告白する場所
② 告白を切り出すまでの会話
これらのイメージを持っておきましょう。
告白のポイント①:告白する場所
場所について大事なことはただ1点、2人きりになれる場所で告白するということです。
たとえば、ディナーを食べて駅まで移動して解散というケース。
駅前で食事をしたら告白する隙もないまま解散することになってしまいます。
なので事前にレストランと告白する場所は計画しておいてください。
告白は人通りのない普通の道でもOKです。
とにかく落ち着いて話ができる場所を調べておきましょう。
食事が駅周辺になってしまう場合でも、「ちょっと散歩しましょう」と言って事前に調べておいた静かな場所へ向かえば問題ありません。
告白のポイント②:告白を切り出すまでの会話
ディナーのお店を出たら、前回のデートやその日の楽しかった思い出を共有しましょう。
告白を前に、これからも自分と一緒にいる価値を意識させるためですね。
そして落ち着いて会話ができる場所まで来たら、意識的に会話の歯切れを悪くして沈黙の間を作ります。
数秒の沈黙のあと「伝えたいことがあるんですけど」と切り出しましょう。
おそらく女性も告白されると察してくれます。
そうなればあとは「〇〇さんのことが好きです。僕と付き合ってください」でOK。
なお、少なくとも「付き合ってください」のときは立ち止まって相手のほうに身体を向けているようにしましょう。
恥ずかしい気持ちはわかりますが、このセリフのときだけは絶対に誠実さを前面に出すようにしてください。
まとめ
マッチングアプリで会った女性に告白するタイミングの見極め方をお伝えしました。
恋愛初心者はセオリー通り3回目のデートで告白することを意識しましょう。
また、女性のわかりやすい脈ありサインを見て見ぬフリをしていると、女性が一気に醒めてしまう恐れがあります。
「告白して今の関係性を壊したくない」と考えていてはいけません。
決める時は決めるという覚悟を持ちましょう。
そして「短く、わかりやすく、誠実に」あなたの気持ちを伝えましょう。