マルチ、勧誘、美人局…マッチングアプリに潜む女業者の手口と見分け方

「マッチングアプリは詐欺の被害に遭うリスクがあるみたいだから利用したくない」
「実際に業者の被害に遭った/遭いかけた」

マッチングアプリを利用している人のなかには、そんな人もいるかもしれません。

でも実は、マッチングアプリで活動する悪徳業者は情弱ビジネスのため、見分け方さえ知っていれば被害に遭うことはありません。

本記事では、マッチングアプリに女性会員として登録している業者の種類や特徴を紹介します。

記事を最後まで読んでいただき、自衛のために知識をつけて安全にマッチングアプリの利用を継続しましょう。

マッチングアプリにいる業者の種類と手口

マッチングアプリにいる業者の種類と手口

マッチングアプリには次のような目的で登録しているユーザーが存在します。

  1. マルチ商法
  2. 投資勧誘
  3. 宗教勧誘
  4. ぼったくりバーへの誘導
  5. 美人局
  6. 別サイトへの誘導

本来、上記のような目的での登録は規約違反です。

大手マッチングアプリはこうしたユーザーの締め出しに腐心していますが、完全に排除するのは難しいのが現状です。

それぞれの特徴を見ていきましょう。

マルチ商法

「ネットワークビジネス」とも呼ばれます。

会員が新規会員を勧誘し、その新規会員がさらに勧誘し……といった形で階層構造の組織を拡大させます。

加入すると一定額以上の商品購入を継続的に強いられたり、セミナーや交流会への参加が必要だったりと金銭的に搾取され、それでも洗脳され続けます。
そればかりか、ノルマのために自分の知人を勧誘するなど、自分のみならず周りの人まで不幸に巻き込んでしまう可能性まであるのです。

投資勧誘

上場前の未公開株への投資を進めてきたり、株に限らず「必ず儲かる」投資話を持ち掛けてきたりします。
もし投資の必勝法なんかがあれば、絶対に他人に教えることはしません。

購入後に連絡が取れなくなるケースが多いです。

宗教勧誘

話を聞き出してこちらの弱みを見抜き、それに共感を示すことで心を惹きつけます。
信頼関係を築いた上でこちらの不安を煽り「自分は解決策を持っている」と救いの手を差し伸べるのです。

まともに耳を貸すと、相手の思うツボになりかねません。

ぼったくりバーへの誘導

女性から「行きつけの店があるからそこで飲みましょう」などと言われ、連れて行かれた店がぼったくりバーだったというもの。

地方から都心に出てきたばかりの男性が狙われることが多いようです。

https://twitter.com/carota1226/status/1217215772927258625

美人局

美人局(つつもたせ)とは、女性が配偶者と口裏合わせした上でターゲットの男性と体の関係を持ったあとに配偶者の男性が現れ、金銭を脅し取る手口です。
体目当てでマッチングアプリをやっている男性が狙われます。

この手口では、金銭を請求するには女性側は既婚者であることを認識させておかなければので、倫理観を持って行動していればターゲットにはされません。

別サイトへの誘導

LINEでのやり取りに移行後、別サイトへと誘導して課金や個人情報の入力を促してきます。
最近では仮想通貨詐欺の被害が急増しています。

マッチングアプリで女性に騙されたという内容なだけに、被害者が他の人になかなか相談できないという実態もあるようです。

特に①~③は、相手の心を操るプロだったりするので「自分は騙されない」と過信しないことが大切です。

マッチングアプリにいる業者の見分け方

マッチングアプリにいる業者の見分け方

悪徳業者はプロフィールやメッセージに違和感があるため、疑いの目を持てば被害を未然に防ぐことは可能です。

一方で、稀ですが会って話すまで見分けが難しい場合もあるのでパターンを知っておいた方がよいでしょう。

業者のプロフィールの特徴

マッチングアプリの業者のプロフィールには、以下のような特徴が見られます。

業者のプロフィール

  • やたら美人で顔写真が1枚のみ
  • 自己紹介文が薄っぺらい
  • お金や時間に余裕のある生活をアピール

業者の目的やアカウントの運用者によって内容はさまざまです。
必ずしもこうした特徴が当てはまるわけではありません。

とはいえ、いかにも怪しい女性会員とはメッセージを交わさず無駄な労力や被害に遭うリスクを減らしたいですから、確実に押さえておきましょう。

やたら美人で顔写真が1枚のみ

ネット上で拾ってきた美人の画像を使用して男性の気を引こうとします。
それゆえ、顔写真は1枚だけになりがちです。

美人な写真に惹かれて男が残した足跡からいいねを送ってきたり、こちらがいいねした場合もすぐにいいねが返ってきたり。

  • マッチングアプリでは複数の写真で雰囲気を伝えるべきだがそれをしていない
  • 美人な女性は普通、自分から男性に積極的にいいねやメッセージを送らない

こうした違和感に気付き、無駄なやりとりにエネルギーを割かないようにしましょう。

自己紹介文が薄っぺらい

業者は金銭を騙し取るターゲットを狭めたくないため、プロフィールで好みがわかれるようなことは書きません。
人間味のない自己紹介文になりがちなんですね。

普通にマッチングアプリに登録している会員でも無味乾燥なプロフィールの人はいます。

しかし、結局は真剣に取り組んでいる人とマッチングしないとよい結果には結びつかないので、熱量の感じられない異性は相手にしなくてよいでしょう。

お金や時間に余裕のある生活をアピール

会社員は出会いの機会が少なく、マッチングアプリに出会いを求めがちです。
労働時間も長い傾向にあり、日々の業務に追われながら隙間時間にマッチングアプリを頑張っています。

そのような男性につけ込み、時間的拘束や金銭的不自由からの解放へと誘惑します。

  • 「投資/副業に興味があります」
  • 「時間に縛られない生活をしています」
  • プロフィールの職種が”自由業”

このような記載があったらほぼ間違いなく投資やマルチの勧誘です。

業者のメッセージの特徴

マッチングアプリ利用者のリテラシーは上がってきており、簡単には騙されない人が多くなっています。

一方、業者もそれに合わせて手口を巧妙化させています。
最近はプロフィールも洗練されてきており、普通の会員と見分けがつきづらいです。

しかし、メッセージでは業者側も効率よく話を進めたい思惑があるため、必ず違和感が出てきます。

たとえば、以下のようなものです。

業者のメッセージ

  • 早い段階でLINE交換を持ちかけてくる
  • すぐに会いたがる
  • 店を指定してくる
  • QRコードやURLを送ってくる

普通は男性がリードしなければならないことを進んでやってくれる女性は稀です。
メッセージがあまりにスムーズに進むときは、いったん冷静になってやりとりを客観視してみましょう。

早い段階でLINE交換を持ちかけてくる

会う前からLINE交換を提案してくる場合は警戒すべきです。
「もうすぐ退会する」「アプリは変な人が寄って来るから使いたくない」など、もっともらしい理由をつけてLINEに誘導してきます。

それだけで大きな被害が出ることはありませんが、好奇心でやりとりを続けると相手の術中にハマりかねません。

すぐに会いたがる

対面での勧誘を狙う業者はとにかく早く会いたがります。

相手はビジネスでやっているので、効率を求めるのです。

女性から会いたいと言ってくることも珍しくはないですが、あまりにもテンポよく会う段取りが決まるときは相手にうまく乗せられていないかやりとりを振り返ってみることをおすすめします。

店を指定してくる

ぼったくりバーへの勧誘の場合は「知り合いがやってる店があるから行きましょう」などと言われます。
指定先は確実にアルコールを提供する店ですので「初回から飲酒は無理」である旨を伝えましょう。

それでもなお店の変更を拒んでくるようなら確実にぼったくり目当てです。

またマルチ商法や投資勧誘でも、業者は静かで落ち着いて話せる場所を好みます。
カフェやホテルのラウンジを指定してくる場合が多いです。

とは言っても、カフェなんかは初デートとしては一般的ですよね。

相手から店を指定してきた場合に誘いに乗ってはいけないとは言いませんが、警戒心は持っておくようにしましょう。

QRコードやURLを送ってくる

数年前は「LINEがもうすぐ使えなくなる」「ストーカーがしつこいからLINEのアカウントを消す」などと言ってLINEから外部サイトでのやりとりに持ち込み、そこで課金させる手口がありました。

最近では国際ロマンス詐欺と呼ばれる手口が流行しており、数百~数千万円規模の被害が多発しているようです。

以下のリンクは、実際に被害に遭った方の体験談です。
冷静さを失った自分について回顧する被害者の方の気持ちが伝わってきて胸が痛くなりますね・・・

プロフィールやメッセージでは見分けが難しいことも

プロフィールとメッセージでの業者の見分け方を紹介してきました。

とはいえ、メッセージを交わしてもまったく違和感を感じさせない相手も存在し、特にマルチ商法や宗教勧誘は会うまでわからないことも。

なぜかそんなことが可能なのかというと、教祖を崇拝していて、マッチングした相手に心の底から勧めたいと思っているケースがあるからです。
勧誘している本人が洗脳され、マルチや宗教であると気付いていないのです。

僕の友人もマッチングアプリでマルチの勧誘を受けたことがありますが、勧誘者本人は至って真剣に副業として勧めているようだったとのこと。
勧誘者もまた、被害者の一人というケースもあるんですね。

会った際に勧誘された場合は、きっぱりと断りましょう。

マッチングアプリで業者の被害に遭ってしまったら

国民生活センター

万が一マッチングアプリでトラブルに巻き込まれた場合は、まずは国民生活センターに相談しましょう。
国民生活センターは、消費者庁管轄の独立行政法人です。

もし金銭を渡してから詐欺に気付いた場合、間違っても相手に「お金を返してほしい」などと言ってはいけません。

こちらが詐欺に気付いたことを相手に悟られると、証拠を隠したり連絡がつかないようにしたり、お金を取り返すのがより難しい状況になる可能性があります。

まずは専門機関に相談して、慌てて独断で行動しないよう気をつけましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

相手はあなたが知らない領域の知識を使って本気で騙しに来ているわけですから「自分が騙されるはずがない」という過信は禁物です。

ここまで読んでいただいて「怖い思いをしてまでマッチングアプリを利用したくない」と思った人もいるのではないでしょうか。
しかし、インターネット以外の出会いでも同様のリスクを孕んでいることは理解しておかなくてはなりません。

街コンや婚活パーティーでもマルチや宗教勧誘を目的とした人はたくさん紛れています。
これらは最初から対面で印象操作ができるため、マッチングアプリ以上に違和感に気付きづらく騙されるリスクが高いのです。

どんな方法であれ恋活・婚活をする以上、簡単には人に騙されないリテラシーを身に付けることは必須といえます。

一方で、こうした業者等の女性に出会う確率の低いマッチングアプリは存在します。
それは女性も有料のマッチングアプリです。

マッチングアプリは女性が無料という構造上、女性会員にかなりの数の業者が紛れ込んでいますが、女性が有料のものをわざわざ利用しないため業者の遭遇率はグッと下がります。

女性が有料のマッチングアプリをおすすめする理由はそれだけではないのですが、安全に、そして真剣に恋活・婚活に取り組みたいという男性はぜひ以下の記事を参照ください。

関連記事
【男女共通】女性も有料のマッチングアプリこそが最適解である理由
【男女共通】女性も有料のマッチングアプリこそが最適解である理由

続きを見る

-マッチングアプリ攻略
-,